RAD-IO2Series
USB/CAN接続の絶縁されたアナログ/デジタル/温度インターフェイス
特徴
RAD-IO2シリーズは、耐久性を高めた一連の製品群であり、絶縁されたアナログ、デジタル、または温度インターフェースをPCのUSBポート経由でPCに接続します。 これらのツールは、USBポートを内蔵するIntrepid製品、例えばneoVI ION、neoVI FIRE 2、およびRAD-Gigalog.と組み合わせることもできます。さらに、RAD-IO2-CANHUBはネイティブのUART信号に電力を供給し、それをCANまたはCAN FDに変換してCANデバイスでの使用を可能にします。 RAD-IO2シリーズは、オープン・ソースのUARTベースのシリアル通信プロトコルで通信します。最大で4つのデバイスをデイジー・チェーンで接続できます。チェーン長は、USB経由でチェーンに供給される電流により制限されます。全RAD-IO2デバイスの入力および出力が絶縁されており、8つの各バンク間は2.5kVの絶縁が施されています。バンク間の絶縁は重要です。なぜならば、絶縁により、各入力信号の共通モード電圧が他のバンクの他のチャンネルと異なってくるためです。(これは測定エラーの主原因であり、製品に損害を及ぼす可能性があります。)さらに、あるチャンネルのノイズが別のチャンネルに影響を与えません。 |
製品群
- RAD-IO2-TC:絶縁された8個のバンク、それぞれにK型熱電対の絶縁チャンネル1つ
- RAD-IO2-AIN:絶縁された8個のバンク、各バンクの1チャンネルが高または低電圧入力を選択可能
- RAD-IO2-AOUT:絶縁された8個のアナログ出力バンク、各バンクに3つのアナログ出力
- RAD-IO2-PWRRLY:絶縁された8個のSPDT(単極双投) 電気機械式継電器
- RAD-IO2-DIO:12個のデジタル/アナログ入力および8個のデジタル出力
- RAD-IO2-CANHUB:最大5基のRAD-IO2デバイス用のCAN FDインターフェース
RAD-IO2-CANHUB
仕様
- サンプリング・レート:デイジー・チェーン・モジュール全体の合計で最大1000 sps、各チャンネル最大100 sps。例えば、24チャンネルでは1000 / 24 = 1秒当たり約41サンプルを実現。
- 所要電圧:5VDC USB PCポート経由の電源供給、またはRAD-IO2-CANHUB(4.5VDC~40VDC)からの電源供給。
- 電流要件:
- 各モジュールの最大電流:RAD-IO2-RELAYは500 mA、その他はすべて250 mA
- RAD-IO2-CANHUBは、DB9コネクタ経由で最大3 Ampsを供給可能
- PCのUSBから供給される電流の変動:USB 2経由は~500 mA、USB 3経由は~900 mA - チャンネル間、およびチャンネルとUSBとの間の絶縁は2.5 kV
- neoVI USB機能との直接接続:neoVI ION、およびneoVI FIRE 2
- 寸法:208.8mm x 80.0 mm x 31.9 mm
- 重量:500 g
- 内蔵機能:診断および較正プログラム、Python用の APIならびに事例、C、C++、およびJava
アクセサリーおよびケーブルの概要
- RAD-IO2モジュールを購入すると、USB-AとUSB-Cとを接続する頑丈なジャンパー・ケーブルが1本、漏れなく同梱されています。このケーブルでRAD-IO2をPC、neoVI FIRE 2、neoVI IONおよびneoVI PLASMAに接続できます。ケーブルがさらに必要な場合、neoRAD-IO2 USB-C USB-Aの品番で発注してください。
- RAD-IO2モジュールを購入すると、USB-CとUSB-Cとを接続する頑丈なジャンパー・ケーブルが1本、漏れなく同梱されています。このケーブルによりユニットのデイジー・チェーンを構築できます。品番:neoRAD-IO2-JMP
- すべてのモジュール(熱電対モジュールを除く)に、プッシュイン式組合せコネクタが同梱されています。スペアが必要な場合、フエニックス・コンタクト株式会社の多数ある代理店の中の1つに品番1778858をお伝えし、購入してください。
- TCモジュールを購入しても、熱電対は同梱されません。
- CAN-HUBは、DB9コネクタ経由で駆動します。ユーザーは、ケーブルを簡単に自作、またはRAD-IO2-CH-PWRCを購入できます。
考えられる構成
- PCに対し、1台または複数のRAD-IO2ユニットと接続
(注:USBタイプAの仕様は500mAであるため、電源付きハブを使用しない限り、ラップトップが仕様に準拠している場合、ユーザーはUSBポートごとに2モジュールに制限される場合があります。)
- RAD-IO2-CANHUBに対し、1台または複数のRAD-IO2ユニット
- neoVI ION、またはneoVI FIREに対し、1台または複数のRAD-IO2ユニット
- 複数のRAD-IO2-CANHUBユニットを任意のCANまたはCAN FDツールに接続できます。テスト・センサー近くにモジュールを配置できるため、大きなシステムではデータ収集のための配線を減らせます。
診断画面